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梁思成銅像の除幕式および梁思成歴史貢献記念展 北京で開催

銅像の除幕を行う孫家正・全国政治協商会議副主席と梁思成のために日本奈良に銅像を建てる組織委員会の羅哲文主任(写真・段非平)

6月12日は中国の5回目の「文化遺産の日」である。この日、梁思成銅像の除幕式および梁思成歴史貢献記念展が中国国家博物館で開催され、孫家正・全国政治協商会議副主席、窪田休・日本国奈良県副知事、阿南惟茂元在中国日本国大使などが出席した。 銅像は、2007年12月、平山郁夫・ユネスコ親善大使、日本中国友好協会名誉会長の提案により、梁思成のために建てられたものである。銅像は、10月31日の平城京建都1300年に際し、奈良県に贈られ、奈良および日本の人々と対面し、中日友好の新しい証となる予定である。 梁思成氏は、東京に生まれ、世界的な建築史家、建築教育家、建築家であり、中国古代建築の研究と保護に力を尽くした。一九四四年、米軍が日本本土爆撃を実施していた時期、「戦区文物保護委員会」の副主任であった梁思成氏は、米軍に対し、奈良と京都の爆撃を中止するよう提案し、千年の古都は守られた。ゆえに梁思成氏は、日本の建築界、文化界から「日本の古都の恩人」と称えられている。 同日、「梁思成学術思想および文化遺産保護国際フォーラム」が北京の「政協礼堂」で行われた。 10人あまりの中日両国の専門領域の学者が「文化遺産保護における中日協力」「都市計画と古建築保護」「梁思成先生の思想継承と発揚」などのテーマでそれぞれスピーチを行った。

 

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