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邱先生の24式太極拳講座(11)

身を転じ、打ち込む 封じる型

      頭を上げて顔を正す、肩を沈めて肘を垂らす、
      胸に含みをもたせて背の力を抜く、腰を緩めて背を正す。
      上下の動きを関連させる、円く緩やかに動く、
      一心に感じて悟る、続ければ必ず成果あり。

二十一 転身搬ラン捶 身を転じ、打ち込む

①体を右側にまわす

 ①(前号に続き「左弓歩」の姿勢で、左手を前に押し出した形から)上体を後ろにひき、重心を右足に移して、左足のつま先をあげて右へ回し、体も右に回転させる。同時に、両手は上方に弧を描きながら右側へ移し、右手は体の右側、左手は頭の高さに置く。両手のひらは前に向ける。右手を見る。


②右拳を前に突き出す


 ②重心を左に移し、左膝をやや曲げ、曲げていた右足を伸ばす。同時に、右手は拳を握って弧を描きながら左下に下ろし、左あばらの前に置く(拳の甲を上に向ける)。左手は左額の前方に上げ、手のひらは斜め上に向ける。

 

  引き続き、体を右に回転させ、右足を左足の内側にいったん引き寄せてから、地につけずにすぐ前に踏み出し、かかとを地につけ、つま先を外側に開く。同時に、右拳は胸の前を通って前に押し出し、胸の高さに置く(ひじをややまげ、拳の甲を下に向ける)。左手は右腕の外側を経由して左股の脇に下ろす(手のひらは下、指先は前に向ける)。右手の拳を見る。


③右拳をひき左手を前に出す


 ③上体を右にまわし、重心を右足に移し、左足を右足の内側に引き寄せたあと、一歩前に踏み出し、かかとを地につける。同時に、右手は内側にまわしながら拳の甲を上に向け、そのあと外側にまわしながら拳の甲を下に向けつつ右腰の傍らに引き寄せる(ひじを曲げる)。左手は左側から平らに弧を描いて体の前に出す。左手を見る。


④「左弓歩」となり右拳を突き出す


   ④上体を左にまわし、重心を前に移す。左足はしっかりと地に踏みしめ、「左弓歩」となる。同時に、右拳は胸の前を通って前に突き出し、ひじをやや曲げる(拳の甲を右、親指のほうを上に向ける)。左手はやや後ろにひいて、右前腕の内側に置く(手のひらは右に向ける)。右拳を見る。



【ポイント】

  ▽右拳はしっかりと握りすぎてはいけない。

 

   ▽右拳を体の右側に引き寄せるときは、まず前腕をゆっくりと内側にまわして拳の甲を上に向け、次いで外側にまわしながら拳の甲を再び下に向けつつ、右腰の傍らまで下ろす。

 

  ▽拳を前に突き出すとき、右肩は拳とともにやや前に伸ばす。肩を沈めてひじを垂らし、右腕はやや曲げること。

 


 二十二 如封似閉 封じる型

①両手のひらを上に向ける

  ①左手のひらをかえし、右手首の下にくぐらせ、同時に、右手の拳を開き、両手のひらをゆっくりと上に向ける。前方を見る。

 


②両手を引き寄せる

 ②重心を後ろに移し、右膝を曲げる。左足は伸ばしてつま先をあげる。同時に、両腕をゆっくりと引き寄せ、それぞれあばらの前に置く。両手の幅は肩幅と同じ。手のひらは斜め下に向ける。前方を見る。


③「左弓歩」となり両手を押し出す

 ③「左弓歩」となり、両手のひらを前に向けて、まず胸の前まで持ち上げ、その後、前に押し出す。両腕は肩の高さと同じ。指先は上に向ける。前方を見る。



【ポイント】

 ▽重心を後ろに移すとき、背中をそらさず、尻を突き出さないように気をつける。

 

 ▽両手をあばらの前に引き寄せるとき、肩やひじはやや外側に向かって緩む。まっすぐに引き寄せないよう注意する。

 

 ▽両手を押し出すとき、両手の幅が肩幅より広くならないように。

 



  プロフィール】 邱慧芳 1975年生まれ。以前は北京武術隊に在籍、現在は北京理工大学体育部の講師。2003~04年に3回訪日し、日本武術太極拳連盟で教えた。99年第5回世界武術選手権大会太極拳部門、02年中国全国武術選手権大会太極拳部門、03年同大会太極剣部門など数々の大会で優勝している。

 

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