そろそろ準備開始-ハルピン雪氷祭り—「氷雪世界」
中国の一番北にある黒竜江省の首都ハルピンは10月の終わりですでに最低気温は氷点下になっています。冬の間ここで毎年開催されているのが、「氷雪祭り」です。
お祭りが始まったのは1985年からです。期間は毎年1月5日から2月の終わりまでですが、展示されている雪像や氷の彫刻は雪が解け始めるまで楽しむことが出来ます。現在は市内の2つの公園を会場とするのほかに河川敷に「氷雪大世界」という東京ドーム9つ分の広さの会場を設置、そばを流れる松花江の天然の氷をブロックにして、氷の彫刻や氷灯を作り上げます。夜にはその彫刻の中に色とりどりの蛍光灯やLEDを灯してライトアップするので、色鮮やかな雪の世界が広がります。
最近は札幌の雪まつりよりも規模が大きくなっているようで、日本から多くの観光客が訪れています。気をつけなくてはいけないのが、気温です。日中でも氷点下20度を超えることがない日が多いので、普段過ごす冬支度では絶対に通用しません。暖かい衣服やカイロなどを持参することを忘れないようにしなければなりません。雪まつりの間は中国全土からも人が訪れます。みんな、空港や駅に着いた途端、防寒着などを着替え始めるので、ちょっとビックリするかもしれませんが、本当に寒いので、しっかり着こんで下さい。
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人民中国インターネット版 2010年11月19日