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『「清明上河図」北宋繁華記憶』

薛鳳旋 著

 

 

北宋時代の画家、張択端の『清明上河図』は、国内外で有名な芸術品というだけでなく、12世紀の北宋の都だった汴京(現在の河南省開封市)の町の姿や当時の社会各層の人々の生活の様子を記録した貴重な資料でもある。中国文明史と都市発展の画期的な変化はまず北宋に現れ、汴京が最たるものだった。その時代に、都市の商工業は急速に発展し、市民層が徐々に形成され、大衆文化と娯楽が次々と出現した…。本書は『清明上河図』の主な内容と細部一つ一つを緊密に結び付け、この絵を200以上の細かい部分に分解し、大量の史料文献を踏まえて、描かれているものを通じて当時の中国の都市化の状況および汴京の町の経済・社会・人文・科学・管理体制など多方面における具体的状況を説明している。そして、千年前の中国の首都の繁栄した様子と生き生きとした市民生活を再現している。 (中華書局 2017年2月 58元)

 

 

人民中国インターネット版  2017年9月

 

 

 

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