| 早期の備えが功をなす営口港
文・写真=王焱
営口港は、かつて年間取り扱い貨物量が2000万トンにも満たない中小規模の港であったが、20世紀末以来、株式制の営口港務集団の成立に従い、歴史的にめざましい発展の道を進んでいる。2007年、営口港の年間取り扱い貨物量は、1.2億トンに、2008年には、1.5億トンに達している。また最も注目されるのは、2009年、金融危機のさなか、営口港の取り扱い貨物量が1.7億トンを突破したことである。
8月28日、営口港務集団の曹立斌・宣伝部長は、外文局の記者団に対し、営口港内では、国内貿易が多く占めるため、国際金融危機の影響は、総体的に比較的少ない。だが、金融危機の逆境のなか、退くことなく積極的に進み、巨大な成長を獲得しているのは、営口港務集団の指導者の周到な事前の備えによるものである、と述べた。
曹立斌部長は例をあげ、「去年の夏、高宝玉・集団総裁は、ある会議の席上、今年の夏は特別暑いので、冬は必ず酷寒である、と述べた。そして、関係部門に対策案を早めにとるよう要求し、防寒の体制を整え、砕氷船を早期に購入し、冬季が訪れる前に納品させました。冬季に入ると、寒流が襲いましたが、我々は事前の準備が功をなし、1月には、年初の好成績を納めました」と語る。
金融危機の「寒流」に対しても、営口港務集団は、事前の備えを欠かさず、早くも2008年の下半期には、集団の指導部は、国内外の経済体制の変化が営口港にもたらず困難と圧力をじゅうぶんに認識し、サービスのレベルアップを加速させる対策をとっていた。
「我々のサービスは、周到なものです。親切で、積極的、細やか、かつ先進的なものです。陸地の必要に応じて埠頭を建設します」と曹立斌部長は述べる。鉄鋼企業の需要に応じ、営口港では、20万トンクラスの鉱物埠頭と鋼材埠頭を建設した。また石油化学企業の必要に応じ、専門の石油製品埠頭を建設した。東北の老工業区基地では、商品の体積が大きく、重量が多大である特徴に応じて、起重能力が350トンとなる大埠頭を専門に建設した。海運の大型化の趨勢に伴い、20万トンの埠頭を建設しただけでなく、30万トンの埠頭の建設も始まっている。穀物や石炭などトランジット業務が必要な貨物については、倉庫と埠頭の設備をそれぞれ建設している。
そのほか、営口港務集団は、自身の地域における優勢をじゅうぶんに利用し、積極的に、通貿コンテナ、海路と鉄道の聨合サービスを推進し、東北の中央部からモンゴル共和国にいたる内陸地域までを自身の貨物の源としている。
金融危機の「寒流」が訪れた時、営口港は華能、鞍鋼などの多くの国内大手企業と前後して戦略的パートナーシップを確立し、これらの大企業を経営管理に参画させ、相互補完を実現している。
曹立斌部長は、現在では、営口港の取り扱い貨物量は、以前として良好な成長の勢いのなかにあると語り、今年の取り扱い貨物量は、2億トンに達すると明かした。
人民中国インターネット版 2010年8月30日
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