李岳生 洞庭湖に住み着いて、疫病神を追い払う

     

湖南省住血吸虫病予防治療研究所の所長。「洞庭湖の『疫病神』を払うまで、私は一生、洞庭湖を離れない」。34年間、ずっと一心に、疫病神を追い払う仕事を続け、自ら進んで洞庭湖の住血吸虫病の予防事業に没頭する。

1973年、21歳で湖南医科大学を卒業してから、洞庭湖の畔にある湖南省住血吸虫病予防治療研究所にやってきた。実践の中で絶えず学習し、経験を積み、普通の住血吸虫病予防員から少し名の売れた住血吸虫病予防の専門家となった。

2000年末、自分の書いた優れた卒業論文のおかげで、オーストラリアのある医学研究所の研究員に招聘され、米国、日本、ニュージーランドなどの大学や研究所からよく招かれた。しかし2001年、外国の手厚い待遇を捨てて、毅然として洞庭湖の畔に戻ってきた。その時から、担当する住血吸虫病の予防・治療にかかわる科学研究課題が36項目に激増し、そのうち、「日本住血吸虫病の再感染と人体が獲得する免疫との関係の研究」というプロジェクトは、中華医学科学技術成果賞を受賞した。

湖南省衛生庁の劉家望庁長は「湖南省の住血吸虫病の疫病発生状況は現在、大幅に下降している。新中国の成立初期に比べると、全省の住血吸虫病の患者は3分の2減少し、カタヤマガイの生息する総面積は75%減少した。住血吸虫病が流行する範囲も大いに縮小した。李岳生の功績は否定できない」と称えている。

人民中国インターネット版  2007/09/12

 
 
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