データで見る中国

★ 中国人民銀行が発表したデータによると2001年、中国の人々の貯蓄預金額が急速に増加した。都会と農村の人々の貯蓄預金額は、昨年末で7兆4000億元(1元は約15円)に達し、前年比14.7%の増加となった。(『経済日報』)

★ 国家税務総局のデータでは2001年度、中国の個人所得の税収は996億元に上った。これは年度計画の122.96%にあたり、前年比51%の増加となった。個人所得の税収は、税収全体の6.57%を占める。(『経済日報』)

★ 中国の出入国者数は2001年、はじめてのべ2億人を突破し、12年間連続して増えていることがわかった。出入国審査を経た人数は全国でのべ2億189万7800人に上り、前年比7.83%の増加となった。(『中国青年報』)

★ 上海市統計局のデータによると2001年、上海全市の国内総生産(GDP)は一人あたり3万7300元で、前年比2700元の増加となった。一人あたりのGDPが3万元を超えたのは、全国の直轄市・省クラスでははじめて。(新華社)

★ 北京市で優良と認められた「星」クラスのホテルは、すでに506軒に達している。それは、2008年オリンピックの招致にあたり、北京市オリンピック招致委員会が国際オリンピック委員会(IOC)に報告した北京の星クラスのホテル数目標――2008年までに800軒(客室数13万)を構える――にまた一歩近づいたことになる。2002年末には、北京の星クラスのホテルは550〜570軒に達する見込みだ。(『北京晨報』)

★ 中国はすでに、楽器生産大国となっている。楽器生産会社やその関連企業は500以上に上り、生産される楽器の種類は1200あまり、楽器の規格や型は3万を超える。うち、バイオリン、オルガン、ハーモニカの生産量は世界第1位で、ピアノは世界第2位、管楽器は世界の上位5位を占めている。(新華社)

★ 中国の長江三峡ダムプロジェクトは、1993年に工事がスタートして以来9年の歳月が流れたが、この間の投資額は704億7900万元で、国の予算内でコントロールされていることが明らかになった。(新華社)

★ 雲南省の生花産業連合会は2001年、同省の生花の生産量が16億本に達し、国内市場の50%を占めたこと、また売り上げ総額が約30億元に上ったことを伝えた。(新華社)

★ 中国の南に位置する海南島は、「両生類、爬虫類の天国」と称されている。ここには30種あまりの両生類と、100種あまりの爬虫類が生息しているが、うち13種は地球上ここにしかいない特有の動物であることがわかった。(新華社)

★ 中国の鉄道交通は2002年、1400億元の運輸収入を見込んでいる。旅客の輸送はのべ10億2000万人、貨物の輸送は18億1500万トン、純利益は5億元に達するものとしている。

 鉄道運輸関係者は、2000年の154万人からこれまでに142万8000人に減少。2003年には全国の鉄道で、5度目のスピードアップをはかる。(人民日報インターネット版)