データで見る中国

★ 2001年の段階で、予測される中国人の平均寿命は71.8歳になり、1981年当時の調査結果67.77歳から、この20年で寿命が4歳延びたことがわかった。

 49年以前の中国人の平均寿命はわずか35歳でしかなかった。世界保健機関(WHO)の基準では、国民の平均寿命が70歳以上の国が「長寿国家」である。それに照らせば、中国も長寿国家の仲間入りをしたといえよう。(新華社)

★ 中国は第10次5カ年計画期間に、農業総生産における乳業生産を、現在の3%から13%に増やし、年間生産額は3500億元(1元は約15円)を目指す。

 乳業科学は、中国科学技術部(省庁にあたる)により、第10次5カ年計画の「重要な新技術項目」12のうちの1つに挙げられている。(『経済日報』)

★ 「世界の皮革加工センター」の1つである中国の皮革製品は2001年、輸出総額が124億8000万米ドル(1米ドルは約130円)にのぼり、世界の皮革製品の51%を占めることがわかった(中国の輸入総額は30億米ドルにのぼる)。

 中国の革靴の生産も、過去5年間に19%増を記録。広東省東莞市を中心とする珠江デルタが、中国の皮革産業の「中核地帯」となっている。(『経済日報』)

★ 昨年末までに、中国通信産業の総資産は1兆元を超えた。ここ数年、通信産業に対する固定資産投資は良好に増加しており、2000、2001年は2年連続して、投資がそれぞれ2000億元を超えた。情報産業部(省庁にあたる)では今年、通信の固定資産投資が2300億元を超え、固定電話のユーザーが2100万、移動(携帯)電話のユーザーが5500万、それぞれ増えると予測している。(新華社)

★ 2001年、中国の飲食業の売り上げ総額が4000億元を突破し、一般小売り総額の11.2%を占めた。これは国内のサービス業において、最も急速に発展した産業であることがわかった。中国飲食業協会は今年、飲食業が良好に発展し、昨年の一般小売り総額における割合を5ポイント近く上回る、16%に達するものと予測している。(『中華工商時報』)

★ 中国が外資導入を奨励する10大産業分野(順不同)

  1.石油・天然ガスの探査と開発
  2.低浸透石油・ガス田の開発
  3.原油産出の効率化のための新技術開発と応用
  4.探査、ボーリング、測量など石油産出の新技術開発と応用
  5.自動車、オートバイの製造
  6.国際海上運輸業務
  7.国際コンテナー各種連携運送
  8.道路貨物運輸
  9.一般商品の卸売り、小売り、物流配送
  10.会計、会計監査
             (国家発展計画委員会)