データで見る中国


★中国の都市人口が総人口に占める割合は、この10年ほどの間に毎年0.63%ずつ上昇。今年は総人口の34%に達するものと見込まれている。専門家は、今後20年内に中国の都市化レベルは、発展途上国の平均である38%から、世界平均の47%に達するか、または接近するだろうと予測している。(新華社)

★香港は現在、世界各国の観光客とビジネス客の主要な目的地の1つとなっている。香港の出入境旅客数は近年、増加する一方で、1999年にのべ1億3000万人近く、2000年にのべ1億4000万人あまり、2001年にはのべ1億5000万人近くに上っている。(新華社)

★データによると、中国には現在、チベット族の製薬会社が40余社、ミャオ族の製薬会社が70余社あり、ほかに蒙古族、ウイグル族、チワン族の製薬会社が数社ある。これらの製薬会社による売薬はすでに600種以上に上り、年商は25億元(1元は約15円)に達している。(『経済日報』)

★今年6月中旬までに、中国の全国における麻薬犯罪事件は4万5000余件が摘発され、犯罪被疑者3万8000人あまりが逮捕された。全国の麻薬中毒者のべ10万人あまりが、強制的な手段によって更正しており、同3万9000人が労働再教育により、すでに麻薬を絶っている。(『中国青年報』)

★世界観光機関がこのほど発表した2001年の世界旅行のデータによれば、同年、中国の海外旅行収益が初めてドイツ、イギリスを上回り、数年前の世界第7位から一躍第5位に踊り出た。また、中国が受け入れた1泊以上の旅行者数は依然、世界第5位と上位を占めている。(『中華工商時報』)

★中国の保険業界の専門家によれば、中国の保険業は今後5年以内に年20〜30%成長が見込まれ、中国で最も急速に発展する産業になる。この趨勢は15〜20年間続き、2025年までに保険料の総額は5兆元に達するという。

 今後3〜5年の転換期において、保険会社は年平均5〜10社ずつ増えていき、2005年までには合計100社近くに上ると予測されている。(『中華工商時報』)

★国家統計局のデータによれば2001年、中国の国有工業企業の従業員と、年商500万元以上の非国有企業従業員は、すでに年間給与所得が1万元を上回り、2000年に比べて平均1341元の増収だった。

 企業別に見れば、外資系企業の給与は最高レベルにある。産業別では、タバコ、製紙、石油業の労働者は年収が2万元を上回る。また地域別では、上海市における労働者の年収は最高レベル、安サユ省の労働者のそれは最低レベルで、上海の場合の半分にも満たないという。