データで見る中国

★ 中国の各分野にわたる人材は、毎年約800万人が人材市場に進出し、そのうちの約120万人が就職を実現させている。

 中国では現在、中等専門学校卒業以上の学歴を持つ者と、初級職称(職階名)以上の者が合わせて6000万人あまりに上る。しかし、専門技術とその就職にはアンバランスが生じている。全国の専門技術者は74%が国有企業(機関)に集中し、高級技術者の85%が東・中部地区に集中している。また、高級専門技術者の割合は低く、専門技術者総数のわずか5.7%にすぎない。(『中国青年報』)

★ 現在、上海における出産適齢女性の出産率は17.83‰。1990年の41.48‰に比べると大幅に減少し、全国でも低レベルであることがわかった。(『中国婦女報』)

★ 中国工商銀行の電子銀行(インターネットバンク)業務は昨年11月、取引高3億1400万元(1元は約15円)あまりを達成し、中国で初めて取引額3億元を突破した商業銀行となった。

 インターネットや電話、携帯電話を通じた電子銀行の個人ユーザーはすでに340万人近く、企業ユーザーは38万社近くに上る。深ロレの工商銀行では、その取引量の65%が電子銀行で行われているという。(『北京晨報』)


★ 国家林業局が制定した2001年から2050年までの「全国野生動植物保護および自然保護区建設プロジェクト」が、国家計画委員会の認可を受けた。

 計画によれば、2050年までに中国自然保護区を2500カ所へと増設し、総面積を1億7280万ヘクタールへと拡張する。これは国土面積の18%にあたる。また今後10年間、パンダやトラ、ラン科の植物など15項目の絶滅が予想される希少動植物に対し、保護・繁殖活動を重点的に進めていく。(新華社)

★ 北京市は昨年、高度経済成長を維持し、大幅な利益を上げた。一人当たりのGDP(国内総生産)は3000米ドル(1米ドルは約135円)を超過。1月から11月までの全市における工業分野の利潤は、前年同期比7.4%の増加で、昨年の財政収入は、計画を2カ月繰り上げ達成した。

 市民の年収は一人当たり8%増、農民の年収は一人当たり5000元を突破した。(中国新聞社インターネット版)

★ 中国作家協会の最新データによると、中国作家協会の会員総数は6442人に達し、うち女性会員が809人で全体の12%、少数民族の会員が705人で全体の11%を占めている。全国にはほかに中国作家協会の会員団体が40ほどあり、その会員は3万3000人あまりに上っている。(『北京晩報』)

★ 自家用車が一般家庭に急速に普及している。統計によると2001年の年頭から11カ月間で、中国の車の生産台数は214万台に達し、前年同期比13%の増加となった。販売数は215万台で、同16%増。ここ数年の自動車生産販売では最も速く、最も成果を上げた1年となった。その中で、2つの変化が明らかとなった。その1、乗用車(セダン)や軽自動車が自動車産業の主役になり、両者を合わせた生産台数が全体の37%、販売数が同42%をそれぞれ占めた。その2、個人消費者による新車購入が多数を占めた。市内を走る新車のうち、個人消費者による車がその70〜80%に上った。(新華社インターネット版)