婚前の財産公証の重要性がアップ

 中国の都市住民の離婚率上昇にともない、家庭財産に関する問題が増加した。最近の北京、上海、広州での調査では、半数以上の回答者が婚前の財産の所有権は、法律によって守られるべきだと考えている。

 調査結果によると、56.7%の回答者が、婚前財産の公証が必要だと考え、14.8%がどちらでも良いと答え、必要だと考えない人はわずか28.4%だった。現代の女性は、経済的な独立性が強くなったにもかかわらず、財産問題ではしばしば弱い立場に立たされ、損害も比較的大きいため、男性と比べ、女性の方が婚前財産の公証に同意する数が多かった。女性回答者のうち、59.2%の人が同意したが、これは男性より4.9%高い数字だった。

 中国の金融センターである上海では、人びとの考え方はさらに現代化されていて、個人財産の所有権を非常に重視している。婚前の財産公証に賛成する比率は61.2%に達し、北京を9.2%、広州を5.7%上回っている。(『北京晩報』)