このほど、山東省章丘市危山にて、2000年以上前の兵馬俑が出土した。考古学者は、これらは漢代の副葬品で、構造、規模、意義は、秦の始皇帝の兵馬俑、陜西省咸陽楊家ヘンの兵馬俑に次ぐ、大兵馬俑と考えている。
坑の長さは9.7メートル、幅は1.9メートル、深さは約70センチある。初期調査の結果によると、兵馬俑は、漢代貴族の副葬品の安置方法に準じていて、前列に騎兵隊、中列に馬車隊、後列に歩兵隊が続いている。馬俑と人俑の製造には型が使われ、細部は部品を取り付ける方式が用いられ、製造技術はかなり高い。坑からは、100体以上の彩色兵馬俑のほか、赤い模様のある音階を奏でられる太鼓と2つの小太鼓も出土した。
兵馬俑の配置は、漢代の貴族が外出する際の礼式にかなっていて、当時の貴族の外出の様子を反映している。このような配置は、以前、漢代の石像などに描かれたものからのみ知ることができたが、今回の出土で、実物をはじめて確認できた。(新華社)
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