2002年11月30日及び12月1日、駐中国日本大使館主催で、日本最先端の現代音楽と中国の伝統芸術である京劇の共演が北京で実現した。
日本から参加したのは、奇才と呼ばれるジャズミュージシャンの三宅純氏。彼の音楽は、こまやかで創造性にあふれ、彼はこれまでに、2000曲以上のコマーシャルソングを創作した。ガーナ国際映画祭で受賞経験があり、ハリウッドのCreative
Artisis Agency(CAA)と契約している。
中国から参加したのは、京劇界の優秀青年芸術家であるフキ正岩さんと胡文閣さん。フキさんは、京劇の一流派の直系後継者である(本誌2002年11月号「表紙のひと」参照=編集部)。胡さんは、梅葆玖の内弟子で、京劇の代表的芸術家・梅蘭芳の唯一の直系の男旦(女形)継承者である。彼らは、三宅さんが創作したジャズをバックに、斬新な京劇を演じた。
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