北京、国際スポーツセンター都市を目指す


 2008年の北京五輪を契機に、北京市は国際スポーツセンター都市の建設を目標とすることになった。

 北京市スポーツ局の孫康林局長はこのほど、市民のスポーツの面での需要に応え、首都の都市機能をさらに充実させるために、北京市はスポーツの基盤を整備し、2008年までに国際スポーツセンター都市の実現を目指すことになるという。
 国際スポーツセンター都市になるためには、主に以下のような目標を実現しなければならない。1、人々が積極的にスポーツに参加し、フィットネスが社会生活の重要な理念、内容となること。2、2008年までに、スポーツに参加する人口が全体の人口の60%を上回り、市民の体位と健康レベルが大きく向上し、成人人口の体質の合格率が75%以上に達すること。3、大衆スポーツの社会化が進み、社会的なスポーツシステムがさらに充実すること。4、競技スポーツの面では、競技レベルの向上を促進し、五輪ですばらしい成績を取ることを目指す。世界のトップレベルに達する選手と監督の選抜に力を入れ、競技スポーツの社会化とプロ化のプロセスを加速させ、国際的なスポーツ運営の慣例に合わせること。5、スポーツ産業の面では、高い国際的な知名度と波及効果のある競技大会の主催を重点とし、ブランドイメージを創出する。スポーツ産業を北京の新たな経済成長スポットにし、フィットネス、競技エキジビション、展示会、スポーツくじ、スポーツ仲介、カウンセリングなど、多くの分野にわたるスポーツ産業の成長を促し、2008年までに体育産業の増加額が北京市GDPの3%になることを目指す。6、スポーツ施設も世界一流の水準に合わせること。2008年までに、北京オリンピック公園、五?松スポーツ文化センターなど、五輪関係のトレーニング、競技施設を全部整備しなければならない。各区、県のスポーツセンターも全部使用されるようになり、一人あたりのスポーツスペースが1.2平方メートルに達することなど。

(「チャイナネット」より)2003年4月10日