温家宝総理、国務院常務会議主催


 新華社情報北京4月14日発 温家宝国務院総理は4月14日、国務院常務会議を主催した。

 同会議は、国家突発公共衛生事件応急反応メカニズムの建設についての衛生部の報告を聴取したうえ、突発衛生事件に対処し、大衆の健康と生命を保護するため、できるだけ早く国家突発公共衛生事件応急反応メカニズムをつくりあげることが必要だと認めた。原則は下記のとおり。中央は統一的に指揮し、地方政府がそれぞれに責任を持つ。法律に基づき管理を規範化にし、事件への反応をタイムリーにする。観測システムを完全化にし、予報能力を高める。基盤施設の条件を改善し、緊急反応システムの長期運行を可能にする。同会議は当面の作業の重点を決めた。

 1. 国家突発公共衛生事件応急反応メカニズムに関する行政法規を制定し、法律面の保障を与える。

  2. 応急指揮システムをつくりあげ、突発衛生事件の処理を統一的に指揮、計画、行動する。

 3. 情報ネットを補完し、突発公共衛生事件に関する予測、予報と予備をタイムリーにする。

 4. 各地方の予防・治療機構の建設のペースを速め、疾病の予備・治療システムを構築する。

 5. 人材養成を強化し、疫病予防・治療の作業に従事する専門家と病院関係者の健康を確保する。

 同会議は各地方政府に対し、現地の突発公共衛生事件応急反応処理メカニズムを構築し、現有の基盤施設を活かし、疾病予防・治療機構の建設のペースを速め、国家突発公共事件応急応対メカニズムの正常的な運行を確保するように要求した。

 同会議は当面の経済情報と対策について研究した。4月9日から10日にかけ、国務院の指導グループは座談会で、当面の経済運営状況に関する経済学者の意見と建議を聴取した。(新華社より)2003/4/15