データによると、中国では現在、1838種の職業があり、新たな職業も次々と現れているという。
中山大学管理学院の謝康教授の話によると、職業の入れ替わりのスピードは社会発展のスピードと大きなつながりがあり、新たな職業が次々と生まれてくるのは社会の急速な発展の現れである。中国では現在、都市部の住民の消費はすでにややゆとりのある社会のレベルに達しており、消費の需要もますます多様化してきている。これをうけて、人々の新たな需要を満たすような新しい職業が生まれることもごく自然なことである。
服装デザイン専攻の何さんは、このほど広州市で「色彩アトリエ」と名づけられる色彩コンサルティング店を開店し、人々に服装の色彩の組み合わせに関するアドバイスを行っている。開業後わずか一ヶ月間に、すでに30人のお客さんが助言を求めに来たという。この斬新な分野には、大きな発展の可能性が秘められていると、何さんは自信満々に語っている。
もう一人の張さんという人はあるウェブサイトのプロのショ―トメッセージライターである。「楽しみを生産する人間」と言われる張さんの月収はすでに6000元に上っている。「この業種を細分化すれば、文字ライター、フェブ・デザイナー、着メロ制作者などがある。また、ケータイのさらなる発展により、新たな業種がきっとどんどん現れてくるだろう。この業種のすばらしい未来が目に見えるようだ。」と、そう語る張さんも自信満々のようであった。
政府は現在、就業資格の認定、業種基準の制定など、新興職業に対する管理を強化している。昨年の年末、国の労働・社会保障部は第4組の国家職業基準を発表し、ネット管理者、プログラマー、マルチメディア制作者、企業トレーニング・スタッフ、プロジェクト管理者など11の新興職業を含む、業務範囲、作業内容、技能面での要求、知識レベルなどについての基準を明らかにした。
現在までに、発表された職業基準はすでに113種にわたり、新興職業の健全な成長に大きく寄与している。
(「チャイナネット」より)2003年4月22日
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