北京市、汚水処理施設整備に120億元を投入・
「オリンピック行動計画」の一環


 北京市は「オリンピック行動計画」の一環として、今後数年かけて進める汚水処理施設の整備に120億元を投入していく。

 北京市が策定した都市総合計画では、オリンピック開催までに汚水処理場を9カ所、水再生処理施設を8カ所建設する工事に着工し、そのうち現在進めている工事を含め、2008年までには15カ所の汚水処理場で操業を始める。排水管は4000キロ。北京市は汚水排出ゼロを段階的に実現していく。

 排水関連業界の改革では、市政府は特許サービス協議や委託経営の方式で業界の産業化を加速し、企業が国有の持ち株を基礎に競争メカニズムを導入するよう奨励していく。また投資形態を多元化することで社会資本を吸収し、都市汚水処理施設の建設を速めるとともに建設資金を確保する計画だ。

 北京市政府は今後、運営管理費や借入金返済の必要から、汚水処理費を段階的に引き上げていく方針。

(「チャイナネット」より)2003年4月23日