国家人口・計画生育委員会が正式にスタート


 
「国務院機構改革方案」が11日、第10期全国人民代表大会第1回会議で可決され、国家計画生育委員会が国家人口・計画生育委員会に名称を変更することが決定した。これを受けて24日、国家人口・計画生育委員会が正式に誕生し、計画生育委員会は20年の歴史に幕を閉じた。

 国家人口・計画生育委員会の張維慶主任によると、今回の名称変更は、人口発展の戦略研究を強化するために、人口と計画出産の総合的な調整と整備をさらに進めることが目的。同委員会は今後(1)低出生率の安定(2)出生児の素質の向上(3)出生児の男女比率偏りの抑制(4)高齢者人口、流動人口、就業人口の増加により発生する諸問題への積極的な対応(5)小康社会(いくらかゆとりのある社会)を全面的に整備するための優良な人口環境の構築――を主な任務として活動する。

(「人民網日本語版」より2003/3/25)