中国のGDP、 2020年には世界の22%に


 
先ごろ開かれた第1回中国競争力フォーラムで、著名な経済学者・胡鞍鋼氏が中国の総合的国力について、詳しい分析を行った。胡氏は「現状が維持されるなら、2020年までに中国の国内総生産(GDP)は世界のGDP全体の22%を占めるまでになるだろう」と指摘した。

 胡氏の分析によると、経済資源から見た場合、2015年には中国の経済規模は世界の17.5%を占め、米国を上回るとみられる。1980年には世界の3.16%だった中国の経済規模は、1998年には10.23%となった。世界銀行の計算方法に基づけば、中国の経済指標はこれまでの数字をおよそ7ポイント、インドは2ポイント上回る一方、日本とロシアの指標は少し下落する。米国の指標に大きな変化はない。長期的に見れば、中国のGDPの潜在力は世界の平均成長率の2.4倍に相当する。人口1人当たりのGDP潜在力を考えた場合、世界平均の8.4倍となる。胡氏は「われわれはこのような情況が維持されることを望む」としたうえで、2020年の中国のGDPは世界の22%を占める規模になる可能性がある」と説明した。

(「人民網日本語版」より)2003年3月26日