陝西省の省都・西安に台湾資本を主体とするナノテク産業団地が建設される。投資・開発するのは、西安陸通科学技術発展有限公司。大型ハイテク総合プロジェクトで、敷地総面積は約66.7ヘクタール、計画投資総額は12億元。第1期の開発面積は約11.3ヘクタール。
同公司はナノテク関連の技術を産業団地に集約して中核部品を製造すると同時に、上・下流の企業も呼び込んで、ナノテクを中心とした産業群を形成していく。研究開発センターと実験基地、ナノテクを駆使したフィルム・固体材料の生産基地の建設、行政関係や倉庫・貯蔵、サービス関連施設も付帯するほか、道路や広場、緑地など公共サービスとなる施設を整備するとともに、研究・管理者や職員の住宅も完備する。
産業団地建設は2期に分けて進める。第1期では、面積約11.3ヘクタールに資金1億8800万元を投入。ナノ材料の電子フィルム加熱設備のほか、一部生活関連設備も生産する計画だ。2年後に完成する予定。
西安陸通科学技術発展有限公司の何善渓総経理は「第1期工事が完成すれば、十数社の企業が団地に進出するだろう。年間工業生産高は5億5000万元に達し、税引き前利益は1億8000万元にのぼる。1200人の就業の機会を創造することができ、ナノテクの開発や製品生産に必要なハイレベルな人材も養成していく」と抱負を語る。
(「チャイナネット」より)2003/4/3
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