2002年末、中国初のアウトレット店が、東四環路沿いにある北京燕莎商城に開店した。営業面積は1万6000平方メートルあり、全世界の200以上の有名ブランドが集まっている。
アウトレットとは、1980年代に欧米で興った洋服小売りの新形態で、現在、国際的に最も流行している小売り業態である。主に、低価格で世界トップレベルの洋服ブランドの売れ残り商品、季節はずれ品などを集めている。
専門家は、市場経営秩序が規範化され、消費者の「ブランド意識」が強くなった段階で、初めてアウトレット店が生まれる条件と経営の可能性が出てくると考えている。ここ10年で、世界的に有名な70%以上のブランドが中国市場に進出した。中国人の消費能力、ブランド意識は、日増しに高まっていて、ますます多くの人が、「ブランド専売の、信頼度の高い、品質が良く安価な商品を扱う」商店を待ち望んでいる。アウトレット店は、まさに、そんな需要を満足させるものである。(『北京青年報』)
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