中関村 国際化への歩みを加速

 「中国のシリコンバレー」として知られる北京の中関村が、国際化に向けた歩みを加速している。中関村管理委員会は4日、中関村を5年以内に国際ネットワークの製造センターとして整備し、国内外のハイテク企業の交流や協力の円滑化を図っていく考えを示した。

 中関村管理委の任冉斉副主任によると、中関村は今後、海外メーカーからの委託加工やハイテク設計などを幅広い分野を含む総合ネットワーク地区を目指す。また国際ビジネスサービスセンターや税関の公共保税倉庫を設置、電子政府の国境を越えたネットワーク支援体制を徐々に整備し、国際貿易に関するさまざまな専門サービスをそろえていく。このほかにも、世界の大企業500社を積極的に誘致し、向こう5年以内にさらに5〜10社を呼び込みたい考え。

 中関村は昨年、米誌ニューズウィークが選ぶ世界の新興文化地区8カ所にも選ばれている。

(「人民網日本語版」より)2003/4/7