浙江省で、7500年前の木造船出土

 このほど、浙江省杭州市簫山区で、考古学者が、少なくとも7500年間、地底で眠り続けてきた木造船を発見した。これは、これまでに中国で出土した最も古い水上交通器具である。

 船体の全長が2メートルを超える丸太船で、船体の幅は0.5〜0.7メートル、船倉の深さは0.15メートルある。船体の両端には、木製の杭のような小さな棒がある。

 調査によると、イギリスでかつて、7500年前の木製のかいが発見されたことがあったが、木造船は出土しなかった。専門家は、今回の木造船の発見は、中国と世界の新石器時代の人類水上交通手段史の研究に貴重な資料を提供し、中国造船史を数千年前にさかのぼらせると見ている。(新華社)