国土資源部によれば、わが国にはすでに比較的完備した監視測定システムと監視測定ネットワーク産業が形成され、地質環境監視測定分野は更に幅広くなり、監視測定の成果は国民経済建設と各級政府政策策定の拠り所となって、関連データは国家環境保護総局により『全国環境の質報告』に編入され社会に公開発表されている。
知るところによれば、中国地質環境監視測定院は四川、山西、チベット、重慶などの省級監視測定ステーション10ヵ所、監視測定支ステーション42ヵ所を、国家級監視測定ステーションも728ヵ所を新たに開設している。現在、国家級監視測定ステーション1ヵ所、省級監視測定ステーション31ヵ所、地区級監視測定ステーション217ヵ所、各類地下水観測ポイント2万ヵ所で構成された地質環境監視測定ネットワークが形成されている。
監視測定内容面では、大気降水同位元素と地質災害監視測定などが新たに追加され、地下水監視測定技術、地下水優良化などの研究業務を展開している。
各級地質環境監視測定部門は河川流域、平原、盆地及びエネルギー開発基地、地下水開発利用250余都市、全国各主要大中型地下水水資源地の環境監視測定を遂行すると共に、三門峡ダムの浸潤漏水、泰山原子力発電所放射能値など重大な建設プロジェクトの地質環境監視測定も行っている。上海、北京、寧波、滄州と長江デルタの地盤沈下、西安、三峡ダム地区の地割れ、地滑り、山崩れなどの地質災害変化の監視測定を実施している。同時に、全国に建設された28ヵ所の各類地下水均衡試験場を利用し、ガス入り水の移動法則及び地下水形成法則の研究を行っている。中国地質環境監視測定院が国家環境保護総局に提供した114都市の地下水汚染状況データは『全国環境の質報告』に編入されている。
(「チャイナネット」より)2003/04/07
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