新聞出版総署署長兼国家版権局局長・石宗源氏は、このほど召集された全国版権局長会議の席上で「わが国の版権法、法規基準は基本的に整備され、法律体系は基本的に確立された」と語った。
氏は「新中国建国後、主観的客観的条件の制約を受け、版権保護、特に版権に関する法律制度はほぼ空白状態であった。中国共産党の第十一回三中全会後、現代化された版権保護制度が国家立法部門の重要な議事日程に上げられた。1990年9月、第七期全人代常務委員会第十五回会議で『中華人民共和国著作権法』が通過し、新中国成立以来の長期にわたる版権保護に関する法律の空白状態を一変させた。その後、著作権法実施条例、コンピュータ・ソフト保護条例、著作権侵犯犯罪処罰に関する決定など一連の法律と法規を公布実施し、中国版権法制度の基礎を構築したばかりではなく、中国の特色ある社会主義の現代版権法律体系が既に確立され、逐次完成に向かわせている。
わが国の社会主義市場経済体制の確立、グローバル化経済の加速、WTO加入の必要性とともに、内外の不断に変化する情勢に適合するため、2001年以降、わが国の版権に関する法律法規に対する全面的修正を行ってきた。修正後、公布実施された著作権法、著作権法実施条例、コンピュータ・ソフト保護条例は、形式から内容に至るまで完全に整備され、よりよくわが国の社会主義市場経済と国際的規則の要求に合致するようになっている」と述べた。
全国各地はその実情に合わせ、版権保護の重大な問題或いは特別プロジェクト業務とリンクさせ、また相応の政策或いは地方法規も策定されており、これによって全国版権管理業務も法制化、制度化、規範化の軌道に乗っている。版権管理の強化、市場秩序の規範化、合法権益の維持保護、版権産業の発展に対する重大な作用を及ぼしている。
版権に関する法律制度が整備されると同時に、各級版権行政管理部門の行政実施能力も増大し、権利侵害防止効果も著しく向上している。完全な統計では無いが、1995年から2002年までの全国版権行政管理部門が没収した権利侵害海賊版製品数は1億9700万点、受理案件1万8654件、結審案件1万7997件に達し、市場経済秩序と中外版権所有者の合法権益を効果的に保護している。
(「チャイナネット」より)2003/04/07
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