昨年末、『実技日本舞踊の基礎』中国語版の出版記念式典が北京で開催され、著者の花柳千代さんをはじめ、中国対外交流協会、中国舞踏家協会などから50余人が出席した。
花柳さんは、日本舞踊に一生を捧げ、これまでに、勲四等宝冠賞など数多くの賞を受賞してきた経歴を持つ。訪中は20回におよび、『河西回廊』『大敦煌』などの大型舞踊を創作し、中国芸術研究院から、「名誉研究員」の称号が与えられている。
同書は、1981年の初版発行以来すでに13版を数え、昨年の中日国交正常化30周年を記念して、中国語版が出版された。文化芸術出版社から出された中国語版は、簡潔な文体と1800枚以上の写真やイラストにより、日本舞踊の起源、歴史、現状、各流派の特徴などを紹介し、日本舞踊の細かな基本動作のポイントを図解している。同時に、花柳さん本人が創作した舞踊の動作も紹介している。中国語版では、写真を増やしたことで、日本語版以上に完全ですばらしいものになった。(写真・楊振生)
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