商務部は6日、各地方政府の対外経済貿易委員会の主管部門に、重症急性呼吸器症候群(SARS)の予防・治療活動とともに、困難を克服して、年間の貿易業務を遂行するよう求める通達を出した。
通達は、輸出の安定した増加を保つよう努めることが当面の急務としたうえで、SARSによる影響を取り除き、正常な貿易活動を回復、推進するよう求めた。また新しい貿易方法を推進し、電子商取引を活用、企業のネット上の営業・契約を積極的に支援。さらに、あらゆる方法で輸出契約を取り、契約履行率を高めるよう努めるとともに、輸出奨励政策が安定的、継続的に施行されるよう努めていく。
各級の対外経済貿易委員会の主管部門は、関連部門と協力して、特殊な状況を踏まえ、SARS対策に必要な物資の輸入手続きを簡素化し、これらの物資の輸入に便宜を図る。病院や研究所などがSARS対策に必要な医療機器や設備輸入する場合、迅速に輸入手続を行なわなくてはならない。買付けに国際入札が必要と規定される医療機器や設備についても、衛生部門か省クラスの衛生主管部門の認可を経て、国際入札をせず輸入することができる。
(「人民網日本語版」より) 2003年5月8日
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