労働・社会保障部はこのほど、全国89都市の労働力市場での、今年の第1四半期の職業需給状況を発表した。
発表によると、労働力は供給過剰で、求人倍率(企業が求める人数と、求職者の割合)は0.86倍。産業別の求人数の割合は、第一次産業が2.0%、第二次産業が30.2%、第三次産業が67.8%。業種別では、卸売・小売業、貿易、飲食業(33.1%)、製造業(24.7%)、サービス業(17.7%)の三大産業に集中しており、全体の75.5%を占める。また私営・個人企業と株式会社の求人が中心で、66.7%を占め、国有企業と集団所有制企業は10.7%。労働力市場の需給は、主に商業・サービス従事者(70.8%)と生産・輸送設備の作業者(63.2%)に集中している。求職者全体で、一時帰休者と失業者は68.1%を占め、求職者の主流となっている。うち新規増加の失業者は26.9%、卒業後に就職先が見つからない人は19.6%、一時帰休者は9.1%、農村の余剰労働力が22%を占める。
(「人民網日本語版」より) 2003年5月8日
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