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2003年8月5日、中国国務院(中央政府)の温家宝総理はアメリカのインターナショナルバンキングコーポレーションの責任者と会見し、「人民元の為替相場が安定しているのは、中国経済と金融の持続的・安定的な発展に有利であるだけでなく、周辺国・地域の経済と金融の安定的な発展にも有利である。根本的には世界経済と金融の安定的な発展にも有利である」と述べた。
また、総理は「中国政府は、為替相場について一貫して慎重であり、責任ある態度で行ってきた」「中国は市場の供給を基礎とする単一的で、かつ管理された変動為替相場制度を実行している。これは中国の実際の国情にふさわしい」と強調した。
それとともに、中国人民銀行はホームページで、2003年度の第二四半期『中国貨幣政策執行報告』を発表した。同報告では、今年下半期に、中国は人民元の為替相場の基本的な安定を保ちつづけると強調、人民元の「大幅な平価切り上げ」という可能性を打ち消した。
最近、一部の国が中国に「人民元の為替相場政策を調節せよ」と煽りたて、人民元が切り上げされるかどうか、世界の財政経済市場の注目の的となっていた。半年前には米ドルが、ユーロ、日本円に対して大幅に平価切り下げをした。
中国は、1994年から市場供給と需要を基礎とする単一的で、管理された変動為替相場政策を実施してきた。人民元も米ドルに応じてユーロと日本円に対して調整、中国商品は、国際市場では価格における競争力がいっそう強くなっていた。そのため、一部の利益にかかわる国は、米ドルの平価を切り下げ、人民元の平価を切り上げて、価格の優勢を占めようと望んでいる。これは、彼らの利益が損害を受けたとき、自ら利益を譲渡しようと中国に要求したのだ。不合理なことは明らかである。
かつて、アジアに金融危機が起こり、蔓延した時期に、多数の国・地域の貨幣が、米ドルに対して十数パーセント、あるいは数百パーセントの平価切り下げを行った。しかし、中国政府は利害を推しはかり、人民元は切り下げをしないと決めた。
後の事実が証明したように、中国政府のこのやり方は中国経済と金融の安定を促進しただけでなく、アジア諸国の平価切り下げ競争を避け、金融危機の広がりを食いとめ、アジアあるいは世界の経済・金融の安定に大きな貢献を果たしたのである。
現在、人民元の為替相場は安定を保ちつづけている。それは、中国企業のコスト計算と対外貿易発展の促進、外国投資者の中国投資利益の保護、さらに多くの外国投資者の中国投資への支持、貨幣政策の操作、中国経済が直面しているデフレーション傾向の克服――などに有利である。
また、中国経済は人民元の為替相場が安定した基礎の上にあり、持続的かつスピーディに発展するなら、巨大な市場の供給と需要が形成され、他国の輸出にも有利であることがわかった。これらの国は、中国からより多くの初期製品と軽工業製品が輸入でき、本国の産業構造の調整にも有利となる。また、中国の安い労働力コストと、比較的安い輸出商品の価格は、輸入国の国民の実質収入レベルを高め、他の消費を促し、経済成長を助けることができる。
国家の為替相場制度と政策は、その国の経済発展レベル、経済の運行状態、それに国際支出状況で決まるのである。現在、国内外の経済状況のもとで、人民元為替相場の基本的な安定を保ちつづけることは、中国のみならず、世界にとっても有利なのである。
人民中国インターネット版 2003/8/20
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