英国の「香港レポート」発表は不適切 外交部


 外交部の章啓月報道官は24日の記者会見で、英国外務省が先月24日に発表した「香港レポート」最新版について論評を求められた。同レポートは半年に一回発表される。章報道官は、次のように答えた。

 香港は中国の香港であり、香港に関する事項は中国の内政だ。われわれは中国の内政に対する、いかなる国からのいかなる形式による干渉にも、断固として反対する。英国が、いわゆる「香港レポート」を発表し、香港についてむやみな論評を加えていることは、不適切な行為だ。

 香港は、中央人民政府の直轄下にある地方行政区域である。「1国2制度」の方針を正確に認識し、全面的に理解することが、香港の長期にわたる繁栄と安定の維持への根本的な保証となる。香港特別行政区の政治体制は、香港基本法の規定に合致しなければならない。これは香港の長期安定・繁栄・発展にとって有益であり、香港全体の長期的利益とも合致する。

 香港の長期的な安定と繁栄を維持することは、香港の人々を含む全中国人の利益に合致するとともに、とりわけ外国人投資者を始めとする国際社会の利益とも合致するものだ。英国の指導者が何度も表明してきた「香港を中英友好関係の掛け橋にする」との約束を、英国側が行動により果たすことを希望する。

              「人民網日本語版」より 2004年2月25日