大型国有企業の株式制移行、外資導入を奨励


 国有資産監督管理委員会の李栄融主任は、25日に閉幕した国有資産の監督・管理業務に関する全国作業会議で、「今年は国有企業の株式制への移行を加速させ、軍需産業など一部少数の企業以外で、大型国有企業の出資構成の調整・改善を重点的に進めなければならないと」の考えを明らかにした。規範に基づく上場、外資との合弁、株式の持ち合い、買収・合併(M&A)などさまざまな方法を通じ、株式制への移行を進めていくという。

 李主任は、株式制移行を速めるための手法として(1)大型国有企業への外資導入、(2)条件を満たした大型国有企業の域外上場、(3)国有企業の株式制移行における民間資本の参入――の3点を奨励。出資者を多様化させ、混合所有制の経済体を発展させることで、公有制度の主な形態として株式制を早期に定着させるべきだと強調した。さらに、条件を満たす国有企業の再編・上場を急ぐとともに、地方の国有資産経営会社における出資者多様化への改革の模索を認める考えを示した。

                  「人民網日本語版」 2004年2月26日