広州にトヨタ系合弁会社 日本大手3社の拠点揃う


 広州汽車工業集団公司とトヨタの合弁企業「広汽豊田発動機公司」が25日、広州で正式に設立された。トヨタ側は「広州汽車工業集団公司との提携プロジェクト全体の中のエンジン部門にすぎない」とコメント。2社による完成車生産事業の申請も、すでに国へ提出したと明らかにした。広州汽車はトヨタにとって、第一汽車公司に続く2社目の中国側提携先となる。

 新会社は投資総額22億元、登録資本金11億元で、株式の30%を中国側が、70%をトヨタ側が保有する。2005年初頭にも生産を開始する予定。初年度の生産目標は年間30万台で、うち20万台を輸出する計画だ。

 トヨタ系合弁会社の設立により、広州には日本の自動車大手3社であるトヨタ・日産・ホンダすべての拠点が置かれたことになる。広州には、広州経済技術開発区、広州市花都区、増城永和鎮など、大規模な自動車部品工場の集中する地区がすでに複数形成されている。

 広州汽車公司の関係者は、「広州には広州汽車集団公司を中核とする自動車産業群が急速に形成されつつあり、集団化による規模・資源・コスト面での優位性が増しつつある」と話す。

                     「人民網日本語版」 2004/02/27