北京・天津・河北 国内第3の経済圏の発展計画


 国家発展改革委員会はこのほど河北省廊坊市で、北京市・天津市・河北省一帯の「京津冀経済圏」(冀=河北省)の発展をテーマとするシンポジウムを開催した。

 シンポジウムには圏内の省・市・区レベルの代表が参加し、同経済圏の発展推進に向けて、総合発展計画と重点事業計画の制定作業をスタートさせることで合意。地域の発展に応じた都市システムやインフラの整備、産業構造プラン、資源の開発と利用、生態環境保護――などを含む総合的プランの策定を進めていく。このほか、圏内の発展・改革部門による定期的な協議の場の設置や、北京・天津・河北の各トップによる定例会議の枠組みを早期に実現することなどで合意した。

 国家発展改革委員会地区経済司によると、現在国内には、上海市を中心とする長江デルタ経済圏、広州市・深セン市を中心とする珠江デルタ経済圏、北京市・天津市を中心とする京津冀経済圏の三大経済圏がある。三大経済圏の域内総生産(GDP)の合計が国内全体の約40%を占めるほか、外資導入額は全国の約80%、輸出額は約70%に達する。

                 「人民網日本語版」 2004年3月1日