中国大陸、高病原性鳥インフルエンザを制圧


 中国農業省は16日、「最後の二ヵ所の鳥インフルエンザ感染地域への封鎖が解除されることにつれて、今まで大陸で確認された49件の高病原性鳥インフルエンザ感染例は全て撲滅された」と発表しました。

 農業省高病原性鳥インフルエンザ対策本部の賈幼陵スポークスマンは、「16日までに、新しい高病原性鳥インフルエンザの感染報告を連続29日間受けていなかった。鳥インフルエンザに感染した人の感染例も確認されなかった」と述べました。

 賈幼陵スポークスマンはまた、「中国は処分と強制的免疫という二つの措置を取って、感染をウイルスの発見地域範囲内に厳格にコントロールしていた。これは感染が急速に抑制された主な原因だ」と指摘した上で、「高病原性鳥インフルエンザが再発する可能性が大きいため、予防活動を怠ってはならない」と表明しました。