我が国、土地市場の動態監督測量システムを確立


 我が国の土地市場運営快速反応メカニズムを確立するために、土地市場マクロ規制、土地市場情報公開を強化し、土地市場サービスを整備するため、国土資源部は今年上半期に全国に土地市場動態監督測量システムを確立することを決定した。これは、3月2日、国土資源部が明らかにした情報である。

 国土資源部関係筋によると、土地市場の動態監督測量システムの確立は、政府政策の重要な柱で、政府業務公開の重要な形式、内容であり、また社会へのサービス、社会からの観察を受けるための有効な手段である。土地市場動態監督測量システムの実施によって、土地市場の動向を把握し、政府に関連政策適時調整策定のための根拠を提供することでき、土地市場の健全性、安定性、秩序ある発展を保障し、マクロ経済の安定した健全な運営を促進することができる。土地市場の動態監督測量システムの実施によって、土地供給状況、土地価格趨勢などの市場情報が適時に公表され、公開、公平、公正な土地市場環境を確立し、市場による土地資源配置の基礎機能を発揮させることができる。

 国土資源部は「我が国は土地市場の動態監督測量システムを全面的に計画し、重点的に推進する」と説明している。計画によると、各直轄市、計画単列市(日本の政令指定都市に相当)、省都、長江デルタ、珠江デルタの重点都市及び条件が整っている市、県において先行実施する。今年6月末までに、全国県クラス以上の国土資源管理部門は全面的に土地市場の動態監督測量システムを実施する。

 国土資源部は「各地方国土資源部門は適時、正確に、総合的な土地市場情報を収集、整理、分析して発表し、土地市場の動態監督測量システムの安全有効運営を確保する。各地方国有地使用権の譲渡計画、不動産開発土地供給計画、安価住宅土地供給計画、国有地使用権入札オークション開業協議譲渡公告、国有地譲渡の結果を適時『中国土地市場ネット』上に公開発表する。土地市場動態監督測量システムによって、即時入札、オークション、正式開業、協議譲渡(賃貸)などの情報を発表し、土地供給状況予備案制度を確立して整備する。県クラス以上の国土資源管理部門は定期的に土地市場運営状況を分析しなければならない」と要求している。地方国土資源部門は国土資源部ホームページを通じて土地市場の動態監督測量システムの内容を見ることができ、リンク形式によって都市の土地価格動態監督測量システムに登録することができる。

                   「チャイナネット」 2004/03/18