2004年中国原油輸入量が拡大へ


 資源情況の制限をうけて、今年の中国原油生産量の増加幅に大変有限的である。専門家の予測によると、2004年の中国原油輸入量は更に拡大する。中国石油集団石油経済と情報研究センターの高級エンジニアの?金双氏は、現在中国の大部分の石油製品の在庫プレッシャーは大きくなく、特に主な石油製品のガソリンやディーゼル油の在庫レベルは低いと述べた。石油の需要が増長した等の原因からの影響のもと、2004年国内原油加工量は依然比較的高いレベルを維持しており、一定の幅での増長があるが、製油能力の制限を受け、増加幅も限度があり、約5%となる見込みである。

 去年末と今年初頭、中国の原油在庫はある程度増長したが、在庫が分散しており、各製油工場在庫のレベルは高くない。原油加工量が比較的大きく国内原油増加幅に限度がある情況の下、2004年中国原油輸入量と純輸入量もある程度増長し、原油純輸入量は9000万トン以上になる見込みである。

 彼は、2004年には中国の大部分の石油製品生産量は全て一定の幅で増長すると予測する。ただし製油工場の能力の制限を受け、一部の石油製品生産量の増長は需要の増長に追いつかない可能性がある。同時に一部分の石油製品に輸出税の払い戻しが取り消されることにより、その他の石油製品輸出税払戻率が低くなり、及び製品油輸入割当額が取り消され、2004年製品油輸出が一定の抑制を受け、輸入環境がある程度改善され、これが一部の石油製品輸出の増幅を下降させ、ガソリン、溶剤油、潤滑油等の輸入増幅を上げる。

                「チャイナネット」 2004/03/22