都市化、急速進展の時代に突入


 2002年末時点でわが国の都市は660、町は2万600にのぼり、都市化レベルは39.1%に達した。専門家は「都市化は急速に進展する時代に突入した」と話す。

 都市化の進展は3段階に分けられる。1949年の新中国建国当初、都市は136、町は約5400で、都市化レベルは10.6%に過ぎなかった。1949年から1957年の間は計画経済の時代で、第1次5カ年計画に盛り込まれた156件の重要プロジェクトにより都市化は急速に進展。都市化レベルは10.6%から15.39%まで向上したが、都市部と農村部という2元的な経済的枠組みが非常に顕著であったため、都市の吸引力と影響力には限界があった。

 1958年以降、都市化はほぼ停滞する。

 1978年になると、経済発展が都市化の進展をけん引していく。この10年近くの間、1人平均収入やインフラへの投資額は大幅に増大し、都市化率は1990年の18.9%から2002年に39.1%と、年間約1ポイントずつ上昇。また10年間に毎年、約2500万人の農民が都市部に流入している。

 世界を見ると、都市化率が36%から60%に上昇する時代が「加速段階」と言われる。中国の都市化率は今後も上昇するだろうが、現在はまだ「進展段階」にある。

                       「チャイナネット」 2004/03/24