中国、農村での基礎教育をさらに強化


 周済教育部長は24日北京で、「農村教育への投入を増やし、その義務教育レベルの向上を目指していく」と述べた。

 これは当日に開かれた記者会見の席上述べたもので、周済教育部長はその際、「農村教育を発展させることは、社会の全面的かつ協調的な発展を促す上で、基礎的役割を発揮することになる。このほど起動した新しい『教育による振興行動計画』に基き、2007年までに、中国の教育経費のGDP・国民総生産に占める割合をいまの3.4%から4%にまで引き上げていく。また、社会各界からの農村の基礎教育への投入もさらに増えるだろう」と語った。

 西部地区で読み書きできない人をなくすことについて、周済教育部長は、「2007年をメドに読み書きできない若者をなくしていく」と表明した。

 周済教育部長は、これについて「ここ数年、西部地区と農村地区の教育は迅速に発展したが、農村部と都市部及び西部地区と東部地区の教育レベルの格差はますます拡大している。現在、西部地区と農村地区にいる読み書きできない人の数はまだ多いことから、この問題解決のため、中央政府は西部地区の義務教育に対する扶助を強化し、3年または4年間内に、西部地区の読み書きできない若者の比率を5%以下に減らすことを決めている」と話した。

                     CRI 2004年3月25日