東北地方の旧工業基地の振興策 今年の四大重点


 国務院の温家宝総理(東北地方など旧工業基地振興担当の指導チーム代表)は23日、東北地方などの旧工業基地の振興に関する指導チームの第一回全体会議を招集した。会議では、旧工業基地の振興策について、今年の重点項目として次の4点が提案された。

 (1)体制と機構の刷新を加速させる。国有資産の管理体制と国有企業の改革を進展させ、さまざまな資本が参加する混合所有制経済の発展に力を入れ、非公有制経済の発展を促進する。改革・刷新を通じて、経済の活力を強化する。

 (2)産業構造の改善の推進に力を注ぐ。優位性のある産業分野や基幹産業を引き続き発展させ、現代型の農業を積極的に発展させ、国の商品穀物基地としての地位を固めるとともに、第三次産業の発展に力を入れ、資源が枯渇した都市の後続産業の発展をバックアップする。

 (3)対内・対外の開放をより一層拡大する。外資を積極的に導入して旧工業基地の構造改革に参入させ、周辺国との経済貿易協力を拡大し、国内のさまざまな生産要素を東北市場に引き入れる。

 (4)雇用と社会保障対策を着実に実施する。中央政府の雇用に関する方針および政策措置を全面的かつ徹底的に実施し、あらゆる手段を駆使して一時帰休者・失業者の再就職を促進し、吉林省と黒竜江省の社会保障システム改善のモデル事業を推し進める。

                 「人民網日本語版」 2004年3月25日