中国、2006年12月に月周回探査衛星を打上げる予定


 中国国防科学技術工業委員会のラン恩傑副主任は25日北京で、中国は2006年12月に、「嫦娥一号 」と名づけられる月周回探査衛星を打ち上げる予定だと発表しました。

 ラン恩傑副主任はその際、「来年の上半期までに、月周回探査プロジェクト用の衛星、運搬用ロケット、地上のアプリケーション、発射及び観測、コントロールなど5つのシステムの試行プランを完成し、それをもとに改善を加え、2006年10月までにすべての研究と製造の作業を完成させる予定だ」と語りました。

 なお、中国にとって、今年1月にスタートした月周回探査プロジェクトは月探査の第一歩で、その後、月に着陸する探査機の打上げや、月面でのサンプルの採集なども行う予定だとのことです。

                         CRI 2004/03/26