2003年の時計の輸出量、世界の80%に


 深セン市時計協会によると、2003年の時計の輸出量は8億4500万個に達した。製品・部品の輸出額は11億ドルで、それぞれ前年比10.3%と22.5%の増。中国の時計生産量は世界の80%、うち深セン市が同40%を占め、この20年間に深セン市は名実ともに世界の"時計の都"となった。

 深セン市の時計メーカーは現在約900社。深セン市を中核とする珠江デルタ地帯には国内生産能力の90%が集中しており、深セン製の時計では販売、売上高ともに広東省の70%近くを占める。国家商業情報センターの統計によると、深セン製のブランド商品は30種を超えている。全国各地のデパートでも深セン製のブランド時計が見られる。

 先端技術を示す宇宙航空用腕時計の分野では、大気や温度、輻射、原子酸素、振動、加速度、音響環境などを考慮して深センのメーカー・飛亜達が3年かけてすでに開発に成功。現在、世界の業界で航空用腕時計ブランドは3種しかなく、中国の製造レベルが大きく向上したことを物語っている。

                     「チャイナネット」 2004/03/26