中国外交部は30日、米国に入国する中国国民の指紋を採取するという米政府の決定に対し、対抗措置を発表した。
外交部の担当者によると、米政府が中国からの申し入れを顧みず、米国へ入国する中国国民の大半から指紋を採取しようとしていることに対して、外交部は同日から中国に入国する米国民に次のような措置を取ることを決定した。
(1)外交旅券、公務旅券を持つ米国民が個人目的で中国へ入国する場合、その訪問目的に相応する普通査証を取得し、査証費を支払わなければならない。
(2)在米中国大使館は中国の査証を申請する米国民の一部に対して面談を実施する。
(3)米国民が中国へ入国する時は今後、空港や港、国境での査証申請を認めず、必ず中国国外で事前に中国査証を取得しなければならない。
「人民網日本語版」 2004年3月31日
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