「砂嵐発生源整備事業」効果上がる・北京


 北京市林業局が組織した専門家約100名が先ごろ昌平や密雲、延慶、門頭溝など郊外の区・県の農村部を訪れ、砂嵐防止の経験や経済発展の方策などを紹介・指導した。都市部と農村部が一体となって砂嵐対策に取り組むのが目的。

 北京市は2000年から同市と天津市の一部で「砂嵐発生源整備事業」に着手し、この4年間に合わせて6億2000万元を拠出している。耕地の森林化面積は約2万3300平方メートル、荒れ山や荒れ地の造林面積2万ヘクタール、人工植林面積8000ヘクタール、人工草原約8700ヘクタール、河川流域総合整備面積は337.5平方キロに達したほか、2550カ所で水源・節水プロジェクトを実施してきた。

 整備事業により密雲ダムでは2003年も飲料用水として2級の水質が保持され、土砂のダムへの流入も2万5000トン減少した。

                          「チャイナネット」 2004年4月2日