アジア最大の立体交叉橋が完工し、
中国の国道主幹線を一つにつなぐ


 中国の国道主幹線の北京=珠海高速道路に位置する劉江立体交叉橋は3月28日午前、最後の部分のコンクリート注入を完成させ、敷地面積アジア最大の立体交叉橋の両方から伸びてきた橋の接合部がつながった。

 中国鉄道第二十局グループによって築造された劉江立体交叉橋は北京=珠海高速道路新郷=鄭州区間の鄭州北部に位置し、国道主幹線の北京=珠海高速道路と連霍高速道路をつなぐ交通中枢であり、南北方向の長さは2950メートル、東西方向の長さは3580メートルであり、メーンラインは双方向8車線のもので、設計時速は120キロ/1時間。この立体交叉橋は相互貫通式完全定方向のA級大型立体交叉橋であり、上下3層からなり、敷地面積は102.6ヘクタール、当面、河南省で最大の立体交叉橋であり、アジアでも敷地面積最大の立体交叉橋であり、投資総額は2億8300万元。

 第二十局グループ劉江立体交叉橋プロジェクト担当者の曽憲奇氏は記者に次のように語った。劉江立体交叉橋が連霍高速道路を5回も跨ぐ形になっており、交叉作業が頻繁で、作業の種類も多く、プロセスが複雑なので、工事のトータル施工難度は非常に大きいものである。第二十局グループの橋梁建設者たちは口径が大きく(2.2メートル)、穴の深い橋脚(76メートル)、液体プラスチック状の泥や粉末状の砂層(厚さ40メートル以上)を突き抜く穿孔コンクリート注入の施工、高速道路の交通分流と施工などの難問を相次いで解決し、この設計が先進的で、規模がきわめて大きく、きれいな線を描くような相互貫通式立体交叉橋をスムーズに、安全を確保しながら作り上げた。

 河南省交通庁筋は、劉江立体交叉橋の完工は中国の「5タテ、7ヨコ」の国道主幹線が一体となり、河南省の最も主要な道路幹線の相互貫通を意味するばかりでなく、河南省にとっては空に舞い上がる大きな竜、舞っている色とりどりの長いくさりのような美しい景観がまたひとつ増えたことになると語った。

                       「チャイナネット」 2004年4月2日