新華社通信、「香港の政治体制が基本法の軌道に沿って
発展することを確保する」と題する署名入りの文章を発表


 中国国営の通信社である新華社通信が3日、「香港の政治体制が基本法の軌道に沿って発展することを確保する」と題する署名入りの文章を発表した。この文章は、「全人代常務委員会が香港基本法附属文書の関係規定について解釈を行った目的は、『一国二制度』の実践における香港基本法の高い権威を擁護し、香港の政治体制が終始基本法の決めた軌道に沿って発展することを確保することにある」と強調している。

 文章は更に、「現在、香港社会では、政治体制の発展問題をめぐって、基本法の関係規定に対して、異なった理解や認識が存在している。もし、法律上からこれを適時にはっきりとさせなければ、『一国二制度』方針の全面的な実施は保証できない。香港の民主制度の発展も、基本法の決めた正しい方向を保つことができない。このため、全人代常務委員会が憲法と基本法の決めた権限に基づいて、基本法附属文書の関係規定に対して解釈を行ったことは、まったく必要なもので、適時なものである」と指摘している。

                            CRI 2004年4月4日