全人代常務委員会、突発的な公共衛生事件応急メカニズム
整備などの状況報告を聴取


 第十期全国人民代表大会常務委員会は4日北京で会議を開き、突発的な公共衛生事件応急メカニズム整備などの状況報告を聴取しました。会議では、数ヶ月の作業を通じて、この応急メカニズムの整備の面で明らかな成果が収められたとの見解の一致が確認されました。

 今回の会議では、国務院の委託を受けて、衛生省の高強次官が突発的な公共衛生事件応急メカニズムの整備の状況を報告し、その際、「SARSの感染情況の急速な蔓延は客観的な要素があった。主な原因としてはやはり中国の公共衛生システムに問題点があり、突発的な事件への対応に必要な準備が欠けていたことだ。この応急メカニズムの整備は長期にわたるもので、各級政府は人民に対して高度な責任感を持ち、この応急メカニズムを絶えず整備していかなければならない」と述べました。

 また、会議では科学技術進歩法の実施状況や対外貿易法修正草案についての修正意見などの報告が聴取されました。

                          CRIより 2004/4/5