ドバイに海外最大の中国商品展示センター


 アラブ首長国連邦・ドバイに建設していた海外で最大規模を誇り、サービス機能の完備した中国商品展示センターが間もなくオープンする。

 同センターはアラブ首長国連邦政府との合弁プロジェクトで、総投資額は約3億ドル、総面積は34万平方メートル。商業施設や倉庫、マンションや文化・娯楽・飲食などの関連施設が整った経済・貿易の窓口となる。約4000社の中国企業に商品取引や倉庫、運輸、生活などのサービスを提供するほか、数万点にのぼる高・中級商品を展示する計画で、周辺の15億の人口を擁する大市場への波及効果が期待される。

 ドバイを選んだ理由について、商務部の魏建国副部長は(1)中東地域はヨーロッパとアジア、アフリカの3大陸がクロスする場所に位置し、地域の人口は4億を数え、アラブ首長国連邦から中東や東欧、アフリカ、中央アジアなどの市場を含めると、波及人口は14億に達するなど地理的強みがある。また世界で最もエネルギーの豊かなところでもある(2)連邦には各国の富豪が集まり、経済が非常に活発である。ドバイは連邦のなかで第2の首長国であり、港湾施設は完備し、サービスも優れ、中東の"香港"とも呼ばれ、中継貿易に非常に有利である(3)センターには商品が展示されるが、ドバイのビジネスマンはサンプルを見て商品契約をするため、取引するのに至便であり、効率もより高まる――の4点を挙げた。

 さらに魏副部長は「センターは現在、中継貿易専用の大規模施設を建設しており、より多くの国内企業がセンターを足掛かりにより円滑に海外進出できるようになる。中東や周辺地区との経済貿易関係も一段と強化されるだろう」と話している。

                      「チャイナネット」 2004年4月6日