北京市、大気汚染対策を強化


 北京市人民政府はこのほど、大気の質が2級、2級以上である日数が年間62%以上となる目標を達成するため、第10弾目の大気汚染対策措置を打ち出し、エネルギー消耗が大きく、汚染物排出量が多いプロジェクトの建設は政府の関係部門の認可を得られなくなったことを明らかにした。

 エネルギーの消耗が大きく、汚染物の排出量が多いプロジェクトの新規認可停止と同時に、既存の同類企業の汚染物排出に対し、関係部門は、企業構造の調整、クリーン生産、汚染処理などの措置の実施を通して、浮遊粒状物質、二酸化硫黄などの汚染物の排出の低減に力を入れている。

 また、上記の目標を達成するため、建築現場の塵あいの処理、都市部における緑化面積1000ヘクタールの新規増加、旧式バス500台の更新など、一連の措置が取られるようになった。北京市人民政府は今後、大気汚染対策の実施状況を各クラスの幹部を考察する際の重要な指標とし、真剣に取り組んでいない幹部に対しては、関連の法規に基づき処罰することになっている。

                        「チャイナネット」 2004年4月8日