中国のエイズ、血液感染が最大の感染ルート 衛生部


 衛生部の最近の統計によると、中国では血液感染がエイズの最も主要な感染ルートとなっていることが分かった。

 エイズウイルスの感染ルートは主に性行為による感染、血液による感染、母子感染の3種類がある。現在のところ、中国では血液感染が主で、全体の72.6%を占めている。性行為による感染は8.4%、母子感染は0.3%で、残り18.7%は感染ルートが不明だ。

 血液感染ルートの一つに、薬物使用時の他人との注射器共用がある。こうした人々はエイズに感染する危険が特に高く、注射器を使って薬物を常用する者との性行為は、エイズ感染を招きやすい。注射器を共用せず、清潔な注射器や消毒済み注射器を使用することで、薬物使用によるエイズ感染の危険を効果的に減らすことができる。

                  「人民網日本語版」 2004年4月12日