桂林漓江、遊覧航路全面回復


 「百里画廊」の漓江はこのほど全面的に遊覧航路を回復し、内外の旅行客は絵のような風景の漓江の全行程を再び遊覧することができるようになった。

 最近、桂林は連日雨に恵まれている。その影響で桂林市周辺各河川が増水し、漓江の水位も上昇し始め、基本的に正常を回復した。

 2003年11月以降、漓江は過去稀に見る水位低下現象を起こし、一部区間は渇水状態となり、一時的に全行程83キロの水域のうち10キロしか遊覧できない状態となった。これは1950年以降今までの期間の最低水位である。この未曾有の現象の直接的要因は、2003年7月以降、桂林が旱魃に見舞われて雨が降らず、周辺地域の降雨も少なかったことにある。

 漓江遊覧全行程は桂林磨盤山内賓埠頭から陽朔埠頭、桂林外事竹江埠頭から陽朔間までである。このような状態になる以前に、漓江の水位が低下しすぎたため、桂林市は重要なイベント或いは祭日のある場合には、漓江上流の青獅檀ダムから漓江に水を放水して通行を確保していた。本日の桂林は霧雨に覆われ、記者が車で埠頭にやってきた時、内外の観光客が整然と乗船して遊覧し、水底が透ける美しい河に遊覧客は驚嘆の声を上げていた。桂林市海事局副局長の郭耀雄氏は「漓江遊覧船が航行する時の必要流量は30?/秒で、3月中旬から漓江の水位は基本的に正常を取り戻した。長期間通行していなかったため、海事局が漓江遊覧航路の全面整備検査を行って、遊覧客の安全を確保した」と語った。

 桂林市水運決算センター責任者は「現在一日の遊覧船は大体40艘を出し、計2500余人の観光客が漓江を遊覧した」と説明した。漓江は珠江水系に属し、全長437キロ、桂林北側の興安県猫児山から発し、桂林、陽朔、平楽を貫流して梧州に達し、西江と合流する。桂林から陽朔までの行程は約83キロあり、まるで青い帯が流れるが如き趣があり、沿岸の美しい風景の中を緑水が曲流し、山水画のような奇峰が河に映じ、深淵、泉水、飛滝が連続する鮮やかな絵巻を構成している。

                          「チャイナネット」 2004/04/12